京都府南部消防指令センターについて

現在、京都府南部の9消防本部(乙訓消防組合・京都市消防局・宇治市消防本部・城陽市消防本部・八幡市消防本部・京田辺市消防本部・久御山町消防本部・相楽中部消防組合・精華町消防本部)で、京都府南部消防指令センターの共同運用について検討を行っています。

共同運用とは、各消防本部が個別に運用している消防指令センターを1か所に集約し、消防指令業務(119番受付、部隊の出場指令、指令管制等)を共同で行うことです。

【経緯】

令和3年7月、京都府において「京都府消防体制の整備推進計画」が改定され、消防指令センターの共同運用を優先的に進める事項が掲げられました。

同計画を受け、令和3年11月、「京都府南部消防指令センター共同運用検討会」を立ち上げ、京都府南部9消防本部及び京都府で共同運用に向けた検討を開始しました。令和4年度に、共同運用を検討する調査(外部コンサルタント委託)を行い、新たな指令システム構成、概算事業費算出、課題抽出・整理等の提案を受けて、実現方法についての検討を行いました。

住民サービスの向上及び行財政面の効果は相当であると判断し、9消防本部全てが参画する方向でまとまったため、令和5年4月11日に「京都府南部地域消防指令業務の共同運用に関する協定書」を締結しました。同協定書に基づき、協定団体の長・管理者等で構成する「京都府南部消防指令 センター協議会」が設立され、引き続き運用に向けての整備調整を図ることとなりました。

【共同運用により期待される効果】

  1. 住民サービスの向上
    • 災害情報の一元化により、複雑多様化する災害へのより効果的・効率的な対応
    • 大規模災害発生時の消防相互応援協定の運用の迅速化
  2. 消防体制の充実・強化、財政面の効果
    •  消防指令システム、消防救急デジタル無線の高機能化及び強靭化
    • 指令システムの集約による整備費及び維持管理費の低減

【現状と今後の予定】

現在、消防指令センターの整備に必要な仕様・整備計画等を検討し、設計書の作成や整備費用の積算を行うため、実施設計業務(外部コンサルタント委託)を行っています。

今後は、実施設計業務の報告書の内容について協議会等で十分に精査するとともに、令和9年度の共同運用開始に向けた諸準備を進めていきたいと考えています。

共同運用イメージ

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