リチウムイオン電池に起因する火災が多発しています!
リチウムイオン電池は、ニッカド電池やニッケル水素電池といった従来のアルカリ系蓄充電式と比べ、公称電圧やエネルギー密度が高く軽量であるという特性があり、スマートフォンやノートパソコン、電動工具や電気自動車などの幅広い用途で使用されています。技術の発展と普及に伴う価格の低下により、身近な小型家電に搭載されている充電池は、大半がリチウムイオン電池になってきています。
その一方で、リチウムイオン電池はエネルギー密度が高いことから、内部の絶縁が破壊され短絡が起きると発熱反応が継続、熱暴走に至り発火を引き起こすことがあります。その際、発火した電解液が激しい炎になってリチウムイオン電池の外装缶から噴出し、延焼火災に発展する危険性が高くなります。
そういった危険性が理解されないまま、落下させたり、衝撃を与えたりしたバッテリーの使用を継続し、火災に至ったり、リサイクル等の適切な処置を行わないまま不燃ごみとして廃棄し、収集の過程で火災に至る事案が散見されています。
平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年 | |
塵芥車火災 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 2 | 1 | 1 |
電池に起因する火災 | 1 | 1 | 2 | 2 | 0 | 0 | 3 | 3 |
令和5年1月12日には乙訓環境衛生組合でリチウムイオン電池に起因すると思われる火災が発生。 |
リチウムイオン電池による火災を防ぐために!
1 古くなって、膨らんできたリチウムイオン電池は使用しない。
2 落としたり、水没したリチウムイオン電池は使用しない
3 使用しなくなったバッテリーは普通ごみとして廃棄せず適切に廃棄する。
乙訓消防組合では、火災予防の一環として、長岡京市のリチウムイオン電池の適切な回収、廃棄に協力しています。
場所:長岡京市神足芝本9番地 乙訓消防組合消防本部・東分署
時間:開庁日(月曜~金曜(祝日は除きます。))の9時から17時
その他:1階の東分署で回収を受け付けています。災害出動等で東分署の職員が不在の場合は、2階の警防課・予防課へお願いします。
連絡先:075-954-0119(1階 東分署)
075-953-6038(2階 消防本部警防課)
持ち込みにあたっては一般社団法人JBRCのホームページを参考に絶縁処理等を行ってください。
参考 JBRCのホームページについて
https://www.jbrc.com/